山下畳商店

山下畳商店について

山下畳商店について

創業より六十余年の間、時代と畳の在り方を考えてきました。

山下畳商店は昭和28年創業、
変わりゆく日本の住環境と畳の在り方を常に追求し続けてきました。

歴史

山下畳商店は昭和28年(1953年)に大阪府で畳職人の修行を終えた初代 故・山下豊が故郷である香川県の綾歌郡国分寺町
(現在の高松市国分寺町)で独立創業いたしました。当時は現在の店舗兼工場より少し西に店舗がありましたが大変小さい店舗でした。畳の腕には自信があり20歳での起業でしたが、最初はなかなか仕事が無く苦労したそうです。

その後、結婚し長女長男を授かるにつれて仕事も増えていき徐々に従業員も雇えるまでに成長していきます。店舗も手狭になっていき何度か移転して今の場所になり、昭和45年(1970年)に会社名を有限会社山下畳商店として設立します。

初代の引退後、平成3年(1991年)に二代目 山下光一が社長就任してからは、初代からの「手縫い畳」の技能を受け継ぎつつ、畳の製作機械のコンピュータ化を進めていき大量受注にも対応出来るようになりました。
また、畳職人としても平成24年(2012年)に厚生労働大臣より「現代の名工」、平成27年(2015年)に天皇陛下より「黄綬褒章」を授与されるなど輝かしい栄誉も賜っております。

平成23年(2011年)から三代目を引き継いだ山下明宏は自身の技能向上は勿論、従業員の職人技能の向上に力を注ぎ令和2年(2020年)には、厚生労働大臣認定の「畳製作1級技能士」を4名育て社内全体でも6名の畳製作一級技能士と表装(表具)作業一級技能士1名、表装(表具)作業二級技能士1名の少数精鋭の技術力の高い畳店に成長させています。

また、平成30年(2018年)には全国の1級技能士が技を競う「技能グランプリ」の畳製作部門では三代目山下明宏が四国地方の代表で初めて入賞(敢闘賞)することが出来ました。
令和3年(2021年)弊社の山口工場長が技能グランプリ畳製作部門金賞「日本一」になることが出来ました。

質の高い畳、国内外の皆様に喜ばれる畳をお届け出来るよう日々精進しております。

技術について

畳職人全員が一級技能士

当社は畳製作に携わる社員全員が厚生労働大臣認定の畳製作技能士資格を取得している日本でも有数の畳製作会社です。(一級技能士:6名)

その家、その人に合わせた畳を

畳はご依頼頂いた方の生活の一部となるもの、ということを常に考えています。社員全員が技能士資格をもっているからこそ、畳の製作をただの作業ととらえることなく、どうすればその人の生活を豊かにできるか?を常に考えて畳を製作しています。

伝統・技術を大切に、後世に伝える

日本の伝統である畳の文化と畳製作の技術を後世に伝えることも当社の責務だと考えています。技能の継承のため、若い世代の社員への社内外研修を実践したり、文化財の修復等のお仕事も積極的に携わらせていただいています。

素材について

畳を形造る、3種類の素材

畳は、畳表、畳床、縁の3種類から成っており、基本的にご依頼いただくお客様に全ての素材をお選びいただけます。もちろん、お客様の生活スタイルに合わせたご提案をさせていただくことも可能です。

国産素材へのこだわり

当社で扱う畳の材料のほとんどは国産品になります。産地にもこだわっており、現地への研修なども赴き、製作する畳が本当に安全で安心できるものかスタッフ自身の目で確認しています。

技能士の紹介

山下畳商店では畳職人の独立を応援します!

山下畳商店は畳の文化の普及、畳の技術の伝承に重きをおいています。和室の減少に伴って、畳屋の数も年々目減りしており、畳の技術もどんどん失われています。

山下畳商店では、独立を前提とした職人の育成も行っております。住み込みでの研修を数年間行い畳屋さんとして独立できるだけスキルを身に着けることができます。
未経験、出身地、国籍(※)は問いません、畳の技術を継承し、和の文化の普及を担いたいと思う研修生を募集しています。
詳しくはお問い合わせください。
※外国籍の方でも受け入れ可能ですが、日本語が話せる方のみとさせていただきます。